数学が不得意な人は「ダブル11」に買い物できない!? 複雑すぎる割引方法
あるネットユーザーは、ある商品のページを投稿し、 「この商品のページには、『予約販売価格109元(1元は約17.1円)。2時間前は4000個限定で予約金3倍、午前0時から2時の間は94元』と書かれているけど、一体いくらで買えるのか知りたい」と綴り、さらに、計算式が書かれたメモもアップした。
このネットユーザーの嘆きはもっともで、ちゃんと計算せずに飛びつき、予約金を払うと、決してお得な値段ではないことに後悔する可能性がある。例えば、ある食物繊維ドリンクの「双11」価格は4箱69.9元で、予約金が10元。30元の割引券が使え、実質49.9元で購入できる。ただ、同じ商品でも2箱パックなら、予約金はいらず、「双11」当日の価格が29.9元、4箱59.8元の計算だ。また、取引成立後、さらに45%に当たる26.9元が返金され、最終的に32.9元で購入できる。つまり、11日当日に買ったほうが、予約するより17元も安い。
割引サービスの方法がさまざまであるだけでなく、有効期限が設定されている割引券もある。
約半月前からすでに盛り上がりを見せている「双11」だが、李暁さんは、 「一晩かけて商品を選び、買い物かごの中の商品の合計金額が一定額に達するように、せっかく調整したのに、決済の時に見ると、割引券の期限が切れていた。せつなすぎる」と、不満たらたらだ。
李さんは「双11」に魔法瓶を買う予定だった。決済の時に、499元分購入すると150元引いてもらえる割引券をゲットした。買おうと思っていた魔法瓶は239元だったため、あと260元足らず、割引券を使うために、夫と二人で一晩かけて商品を見て回り、買い物かごに商品をいろいろ入れた。そして、決済の時になって、その割引券は午前0時に有効期限が切れたことが分かったのだ。
今日は2つ買うと2割引きで、次の日は100元分買うと30元引き、その次の日は499元分買うと150元引き……。このように日替わりの割引サービスを実施しているネット通販プラットフォームもあり、時にはサービス内容がころころ変わる場合もあり、消費者の頭を混乱させている。
★例えば、販売促進のために、10元の予約金を払った先着2000人は、それを「双11」当日に50元券として使うことができ、2000人に入れなくても、30元券として使えることができるとしているネットショップもある。しかし、筆者が、決済前にカスタマーサービスに「すでに2000人を超えたか?」と問い合わせてみると、明確な答えは返ってこず、尻込みさせられた。
多くのネットユーザーが、今回の「双11」の割引サービスは複雑すぎるとブーイングを上げているが、あるショップは、その原因について、「それを設定しているのも人間。ややこしいことはよく分かっている。でも、そうしないと、低価格を掲げて、多くのユーザーを引き付けることができない」と説明した。
ネット通販の販売促進の内容が複雑になっていることは、「価格戦争」が衰退していることを側面から反映している。現在は、○○円引き、○○割引といったシンプルな宣伝文句はほとんど見かけず、100元そこそこの物を買う時でも、最終的な値段を少し時間をかけて計算しなければならない。つまり、ショップ側も利益が多くないということだ。近い将来、寝転んだままで、安い商品を購入できるという「興奮」は、「双11」の時も少なくなり、高品質の商品や個性的で、便利な購入プロセスが最終的な着地点となるだろう。
「複雑な割引サービス内容が嫌というなら、『双11』サービス終了後に買ったほうがいい」。多くの消費者は今、ネット通販プラットフォームの販売促進方法を冷静に見ており、他の時期を選んで買い物をするようになっている。
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